(長編)初めての恋~永遠に~

「もう!麗ったら、どうしてチャンス逃がすようなことするの?」


「チャンス?」


「だって、透君のこと忘れるためには、新しい恋が必要なんだって!」


「でも…やっぱり今はまだ…」


「とりあえず、様子見るってことでさ~私その貴明って人のこと調べてみてあげるからねっ」


透を忘れるなんて、できるのかな…


どんな生活送っているのかな…


青い空を見上げながら、まだ鮮明に残っている透の面影を思い出していた。