透は体を起こすと、麗の体も起こして衣服の乱れを直してあげた。
「麗、俺…麗が大切だから、麗には幸せになってほしいんだ。本当は遠くにいても、このまま続いていくのがいい…でもね、きっとそれって難しいと思うんだ…」
「難しくない!麗は透しか愛せない~!透しか…」
「ごめんな麗。俺も麗が好きだよ。でも傍にいてやることできないんだよ…麗が誰かと幸せになること祈ってるから…」
「どうしてそんなふうに言うの!透のバカ!私の気持ちなんて考えてくれないんだ。もういい…」
麗は透の家を飛び出した。
涙が溢れてとまらない…
いつもなら追いかけてきてくれるはずの透の姿はなかった…
「麗、俺…麗が大切だから、麗には幸せになってほしいんだ。本当は遠くにいても、このまま続いていくのがいい…でもね、きっとそれって難しいと思うんだ…」
「難しくない!麗は透しか愛せない~!透しか…」
「ごめんな麗。俺も麗が好きだよ。でも傍にいてやることできないんだよ…麗が誰かと幸せになること祈ってるから…」
「どうしてそんなふうに言うの!透のバカ!私の気持ちなんて考えてくれないんだ。もういい…」
麗は透の家を飛び出した。
涙が溢れてとまらない…
いつもなら追いかけてきてくれるはずの透の姿はなかった…

