「ちょっといいか?」



教室に着くとすでに学校に来ていた零くんに腕を掴まれ返事をする前に空き教室に連れて行かれた




「零……くん」


「お前さ、俺のこと馬鹿にしてんだろ?」



「え?」



零くんの目は冷たく背筋がゾッとした




「カレンとバイトの時言ってた」


「あれは……!」


馬鹿になんかしてないから何も言わなかった



そう言おうとしたが



「人のこと馬鹿にする奴は嫌いだ」


目の前が真っ暗になった



嫌い………



「ちがっ!」


「俺、お前のこと嫌いだから別れる」



言葉が出ない



零くんは空き教室を出て行った