「あら永奈ちゃん。いらっしゃい」 「お邪魔します」 相変わらずあゆみの家は賑やかで少しだけ居心地が悪い こんなに暖かい家庭に私がお邪魔していいのかなって考える だけどあゆみの家族は皆、私が来ることに笑顔を向けてくれる 「永奈!お風呂入ろう」 「うん」 あゆみは学校から帰って零くんの話題を全く出さなかった あゆみなりの優しさにほんと感謝する 零くんから連絡は全くなく結局話が出来ないままだった