「零がおかしい?」


「おかしいというより冷たい」


「冷たいのなんていつもじゃん」



体育の授業、バスケのパス練習中に私はあゆみに話した




「話さないと相手の気持ちなんかわからないから、きちんと話しなさいよ?」



あゆみはお母さんのような口調でバスケットボールをポンッと私に投げた



「あゆみ………零くんって昔彼女沢山いたの?」



「彼女かどうかわかんない。ただセフレは多かったよ」



あゆみは悪意なく話してくれたのだろうけど私には胸に槍を刺された気分…………