永奈Side



目の前の零くんがストーカー男と重なった



「いやっ……いやあ!!」



怖い



怖い



零くんは私の首筋に舌を這わせ



「お前はあいつのものかよ」



「怖い……やだっ……」



涙でもう視界はぐちゃぐちゃ



「永奈……」



「……ヒック……いやぁ…」



そのあとのことはよく覚えていない




ただ目が覚めると全く目を合わせてくれない零くんと




バイトを休む私を心配してくれた店長さんからの電話が10件もあった