「わりっ……起こしたか?」


「ううん。ちょうど起きる時間だし」


起きる時間だしって……



「バイト行くつもりかよ」


「だって1円でも早く稼がないと出ていけないでしょ」



弱く笑いフラフラとした状態で起き上がる永奈



「寝てろ」


永奈の腕を掴みベッドに座らせた



「零くんには関係な……い」



「おい!?」



俺に身体を預けるように倒れた永奈



こんな熱い身体してバイト行こうとするか?



確かに俺が出ていけなどいろいろ言ったせいもあるが




バイト詰め込みすぎだろ………