玄関で靴を履く。
そして、「学校に通う私」という着ぐるみを着る。
重い体を引きずり、登校する。

息が、しづらい。

布団に入り、カーテンの向こうの夜空を想像する。
どこまでも暗く、深い。
目が覚めなくなればいいのにと思う。

天井が回る。
体が浮き上がるようだ。
我慢して眠る。

朝が来る。
頭が痛い。