人には命がある。
動物や植物にも、同じ命がある。
全ての命の重さは等しいんだ。

何に産まれるか決めるのは、誰なんだろう。
多分、私は間違えたんだ。
バスの窓から見える、あの木や草に産まれるはずだった。

私は人間に向いていない。
言葉もうまく使えない。
毎日、移動するのも嫌だ。

ただそこにいるだけで正しく在ることができる、あの命が良かった。