君が好き。


「別れた方が彗のためだって、わかってる。
俺が彗を苦しめてきたんだ……‥」


流成くんが俯く。

声が少し震えてる?



「でも、頭では わかってるけど
体が言うことを聞かなくて
『彗に謝るんだ』とか言い訳して
いつの間にか声をかけてた。」



蚊の鳴くような
消え入りそうなか細い声。


流成くんは、こんなにも
弱々しかったっけ?