君が好き。


それだけ言って、流成くんは
レストランを出ようとした。



「違うよ!彼氏じゃ、ないから…‥。」


自分の行動に驚き、呆れ
だんだん語尾が小さくなっていく。


流成くんに誤解されたくないなんて
都合の良すぎる話だ。


私は本当に馬鹿…‥



惨めになり、涙が溢れてきた。