流成くんは早起きだから それより早く起きれるか心配だったけど 心配しなくても 私は一睡もすることができなかった。 翌日、学校へ行く準備を終えた私は 流成くんの寝ているソファーの前のテーブルに 置き手紙と合い鍵をおく。 それから、流成くんの寝顔を見て また、声を押し殺して泣いた。 「流成くん……。ごめんなさい。 今まで、ありがとう。 ……‥大好きだよ、流成くん。」 そして私は家を出た。 もうきっと、ここには帰ってこない。 ばいばい、流成くん。