『ッッッ!!』
ローズ様の合図と共に、ザックさんは何の躊躇いもなくナイフを引き抜いた。
声は何とか我慢出来たが、痛みのせいで体に力が入る。
そんな俺の体をジオラさんは押さえ付けてくれている。
ローズ様が治療をするために、手を当ててくれている太股が温かい。
どんどん痛みがひいていく。
「もう大丈夫よ」
『…ありがとうございました』
ローズ様はハンカチを取りだし、俺の額から流れる汗を優しく拭いてくれる。
この国の民はローズ様の事を素敵な人だと皆口を揃えて言う。
実際にお会いして、こんなに近くで接すると本当に美しく、心の温かい方だと思った。
ローズ様の合図と共に、ザックさんは何の躊躇いもなくナイフを引き抜いた。
声は何とか我慢出来たが、痛みのせいで体に力が入る。
そんな俺の体をジオラさんは押さえ付けてくれている。
ローズ様が治療をするために、手を当ててくれている太股が温かい。
どんどん痛みがひいていく。
「もう大丈夫よ」
『…ありがとうございました』
ローズ様はハンカチを取りだし、俺の額から流れる汗を優しく拭いてくれる。
この国の民はローズ様の事を素敵な人だと皆口を揃えて言う。
実際にお会いして、こんなに近くで接すると本当に美しく、心の温かい方だと思った。


