「リオッッ!!ルナッッ!!」

「ディアナッッ!!来てくれたの!?」

「当たり前じゃない!!お誕生日おめでとう」



リオは顔を真っ赤にさせている。


小さい頃からリオは従妹のディアナに想いを寄せている。


そんなリオの気持ちを昔から知っている私とサハルドは、いい加減呆れ気味。


いい加減気持ちを伝えてしまえばいいのに。



『セリアルおじ様とアイシャおば様は?』

「今シエルおじ様たちのところへ行っているわ」

『ねぇディアナ、もし良かったらなんだけど…えっと…』

「うん?」

「はぁ…しっかりしなさいよ!!」



リオの背中をバシッと叩くと、真っ赤な顔したリオの背筋がピンッと伸びる。


深呼吸したリオは決意したかの様に、腰を少し前に屈めてディアナに手を差し出す。



『一緒に…踊って頂けませんか?////』

「喜んで////」



ディアナの手がリオの手の上に重なり、2人は笑顔で踊りに行ってしまった。


はたから見てるとあの2人はきっと両想い。


くっつくのも時間の問題ね。