「私明日から飲食店で働くの!!」

『『……………』』

「フフフッッ」



お母様が突然笑い出す。


私何かおかしなこと言ったかな!?



『働くって何!?何考えてんの!?』

「何かしなきゃ勉強にならないじゃない!!それにサハルドも一緒に働くから問題ないでしょ!?」

『そこまでサハルドを巻き込んだの!?サハルドの身にもなってみなよ!?』

「………」



そう言われると言い返せない。


サハルドからしてみたら城下町まで護衛ってだけで迷惑なのに、一緒に働くことになるなんて最悪だろう。


お父様も頭を抱え込む始末。



「どんなお店なの?」



こんな場面でも優しく話を聞こうとしてくれるお母様。


そんなお母様に私はいつも助けられてばかりだなと思った。