ドンドンドンッッ!!!!!


「お父様!お母様!ただいまッッ!!」

『お帰り』

「2人ともお城の中を走っちゃダメだって言ってるでしょ!?」

「『アハハごめんなさぁい』」



お母様は一瞬呆れたような顔をしたけど、直ぐに笑顔になって「話を聞かせて」と言ってくれた。


私とリオはお父様とお母様に向き合う形でソファーに座った。



「たっくさんのお店が並んでて、みんな凄く親切でとっても楽しかった!!それに、エレナっていうお友達ができたの!!」

「もうお友達が出来たの!?良かったわね」

『どんな子なんだい?』

「いろんな種類のストーンを売っているお店で働いていて、明るくてとってもサバサバした子なの」



私の話を笑顔で聞いてくれる両親とリオ。


でも次の私の一言に、お母様以外固まってしまった。