表向きお城はいつもどおりの時間を過ごし、だけど皆が知らないところで着々と話は進んでいた。
城で働く者は重役を除き私たちが進めている計画の存在すら知らないし、勿論民も何も知らない。
計画の内容についての話し合いの場には私やお母様は参加しない。
それはお父様や騎士団たち男性の仕事だから。
私たちの意見も聞いてくれるときもあるが、それはあくまで参考程度に、だ。
「男性陣が話し合いをしている間は私たち女性陣はすることがないし、みんなでお茶でもしましょう」
こんな感じでいつもお母様の一言から私たちはお茶の準備をし、色んな話で盛り上がっている。
場所は気分で違うが、今日はバラ園でお喋りをする事になったようだ。
「本当にラキが淹れてくれるお茶は美味しいわね」
「ローズ様がいつもそう仰って下さいますので日々勉強しております」
「そうだったの!?知らなかったわ……ありがとう」
お母様とラキは主人と使用人の関係と言うより、まるで姉妹のようだ。
「ソルとはどうなのよぉ」
いきなりエレナからソルとの話題をふられ、私は思わず赤面してしまった。
最近はソルとの事でいろんな人からからかわれているような気がする。
ソルがあんな感じでからかいがいがないから全て私に集中してしまっているようだ。
城で働く者は重役を除き私たちが進めている計画の存在すら知らないし、勿論民も何も知らない。
計画の内容についての話し合いの場には私やお母様は参加しない。
それはお父様や騎士団たち男性の仕事だから。
私たちの意見も聞いてくれるときもあるが、それはあくまで参考程度に、だ。
「男性陣が話し合いをしている間は私たち女性陣はすることがないし、みんなでお茶でもしましょう」
こんな感じでいつもお母様の一言から私たちはお茶の準備をし、色んな話で盛り上がっている。
場所は気分で違うが、今日はバラ園でお喋りをする事になったようだ。
「本当にラキが淹れてくれるお茶は美味しいわね」
「ローズ様がいつもそう仰って下さいますので日々勉強しております」
「そうだったの!?知らなかったわ……ありがとう」
お母様とラキは主人と使用人の関係と言うより、まるで姉妹のようだ。
「ソルとはどうなのよぉ」
いきなりエレナからソルとの話題をふられ、私は思わず赤面してしまった。
最近はソルとの事でいろんな人からからかわれているような気がする。
ソルがあんな感じでからかいがいがないから全て私に集中してしまっているようだ。