石を見ていたはずが、店員の女性と仲良くなってしまい、ベラベラと話し込んでしまった。



「あたしはエレナよ。あなたのお名前聞いてもいい?」

「私はルナ。宜しくね」

「一緒にいる彼は恋人?」

「違うよ!!幼馴染なの」

『サハルドだ。宜しく』



もう直ぐエレナの仕事が終わるらしく、私とサハルドは待ってて欲しいと言われ、お店の前で待っていた。


サハルドは帰りたそう。


口には出さないけど、長年の付き合いでなんとなく顔を見ただけで分かる。



「ごめん!!お待たせ!!今からご飯食べに行かない?」

「ご飯??」

「もっと仲良くなりたいなって思ったから。迷惑だったかな?」

「そんなことない!!ありがとうッッ!!」

「良かった」



少し薄暗くなり街の雰囲気は少し違うように見えた。


そんな中私たちはワイワイお喋りしながら町を歩いた。