みんなdarkmoonと言う名前や何をしてきた組織なのかある程度は知っている。


そのせいなのか、更に部屋の空気は張り詰めていた。



『俺の…父親はdarkmoonの頭……だったんですか』

「えぇ、そうよ」

『なら…俺は話を聞いても聞かなくても、ルナとは会う資格なんてありません』



何…言ってるの?


どうしてそんな事言うの?


涙を流す私からソルは直ぐに顔を背けた。


darkmoonは悪名高い組織だったと聞いている。


だけど、だからって…どうしてそんな答えになるの?



「私は…ソルじゃなきゃ嫌ッッ!!ソルの傍にいたいのにッどうしてそんな事を言うの!?」

『darkmoonはサルエラを滅ぼし、ローズ様のご両親を殺した組織だからだッッ!!そんな組織の、しかも頭の血を受け継いでる俺がッッウェルヴィアの地に足をつけていいはずがないだろ!!!』



えっ……お母様の母国を焼き、おじい様おばあ様を殺したのはアマンダさんのお父様…ではないの?