使用人がドアを開け部屋の中に入ると、お父様とお母様が座って待っていた。
ドアの直ぐ横にはラキが立っている。
私の姿を見付けたお父様がゆっくりと歩み寄ってきた。
凄く怒っているのが伝わってくるからか、謝りたいのになかなか言葉が出てこない。
私が黙っていると、頬に痛みが走った。
「シエルッッ!!」
『下手をすればお前の血を欲している輩に襲われていたかもしれない!!いい加減自分の血がどれだけの影響力を持っているのか自覚を持ちなさい!!』
「……ごめん…な、さい」
叩かれた頬を押さえお父様の顔を見上げると、とても辛そうな顔をしていた。
『無事で良かった』
お父様の安心する腕に包まれ、小さな頃から大好きだった香りがした。
目にはどんどん涙が溜まっていき、私は泣きながらまた謝った。
「心配かけてッッごめんなッさい」
ドアの直ぐ横にはラキが立っている。
私の姿を見付けたお父様がゆっくりと歩み寄ってきた。
凄く怒っているのが伝わってくるからか、謝りたいのになかなか言葉が出てこない。
私が黙っていると、頬に痛みが走った。
「シエルッッ!!」
『下手をすればお前の血を欲している輩に襲われていたかもしれない!!いい加減自分の血がどれだけの影響力を持っているのか自覚を持ちなさい!!』
「……ごめん…な、さい」
叩かれた頬を押さえお父様の顔を見上げると、とても辛そうな顔をしていた。
『無事で良かった』
お父様の安心する腕に包まれ、小さな頃から大好きだった香りがした。
目にはどんどん涙が溜まっていき、私は泣きながらまた謝った。
「心配かけてッッごめんなッさい」


