こいつら……。


俺を襲った奴らと同じ武装をしていた。


腰には剣が挿してある。


恐らく銀で出来ているんだろう。



『外に出てくれ。あんたらの目的は俺だろう』

『事情が変わった』

『…どういう意味だ』

『話す必要はない。全員殺す』



腰から剣を抜き振り下ろそうとした時、リオが俺たちを庇うように立った。



『リオッッッ!!!!』



だが、剣は何か壁のようなものに当ったかのように、動きをぴたっと止めた。



『直ぐに立ち去るなら見逃してあげるよ』

『貴様何者だ』

『お前たちが知る必要はない』



リオから出る殺気に思わず息を飲んだ。