月夜の太陽

『死んだことになっている子供ってことだね?』

「えぇ………」



ロナウドは深いため息をつくと、深くソファーに腰かけなおした。


そして、天井を見上げている。



『おかしいと思ったんだ、処刑を確認したのがおじい様だけだなんて。まさか逃がしていたとはね』

「これ以上貴方がソルに接触したらばれてしまうと思った。だから、私は貴方との婚約決意したの」

『そんなに不安な顔をしなくても大丈夫だよ。私はソルに危害を加えるつもりはないし、現時点では父は何も知らないから』



ビリー様がまだ何も知らないという言葉は私の不安を少し軽くしてくれた。


だけど、このまま知られないという保証はどこにもない。



『ルナはどうしてその事を知っているんだい?』

「あの……盗み聞き…してしまったの」

『盗み聞き!?誰の!?』

「アリアさんがお父様とお母様に話をしているのを……」



片手を頭におき、呆れたような顔をしているロナウド。


そんなロナウドに私はお得意の苦笑いを返すことしか出来なかった。