この雰囲気心臓に悪いよ…。


そうだ…思い出した。


小さい頃パーティーに出たくないと駄々を捏ねた時にこんな雰囲気になったんだった。


あの時も笑ってたのはお母様だけ。



『ルナ、本気なのか?』

「本気に決まってる!!!」

『リオもルナと同じなのか?』

『まさか!僕はそんなこと考えてないよ。僕は僕なりに違う方法で学びたいとは思ってるけどね』

『そうか…』



私は手を合わせ祈るようにお父様の目を見つめた。


小さい頃はこれが通用していたが、この歳になってこの方法が通用するかは分からない。



『2、3日時間をくれ』



ダメだ…この歳じゃもう通用しなかった………。




「…はぁい」