「リオにしか話してないんだから絶対秘密よ!?」

『分かってるよ。今まで2人だけの秘密をばらした事ないだろ?』

「…うん」



リオはお母様似だと思う。


今私に微笑みかけてくれている表情なんてそっくり。


私はお父様似だから、少し冷たく見えるんだとか。



『本当にその人金色の髪に、金色の瞳をしていたの?』

「…うん……間違いないと思う」

『ちょっと自信なくなってきたんでしょ!?』

「エヘヘッッ!!」

『エヘヘじゃないよッ!!ルナの記憶だけが頼りなんだよ!?』

「だってサハルドに見付かっちゃって、彼を見たのほんの一瞬だったんだもん!!」



若干呆れ気味のリオ。


そりゃそうだよね…私も自分の記憶の曖昧さに呆れちゃうもん。



『僕も色々調べてみるから、2人で探してみよう?』

「うんっ!!ありがとうッッッ!!」