ロナウドがそろそろ帰ると言い出したので、私は見送る為に門まで一緒に歩いて向かった。


後少しで1人になれる。


ロナウドと一緒にいると心身ともに疲れる。



『今日は突然押し掛けてしまい申し訳ありませんでした。それでも、お会いできて良かったです』

「そんな、会いに来て下さってありがとうございました。とても楽しい一時でしたわ」



お互い笑い合い、ロナウドは馬車の中へ乗り込んだ。


いつか台詞のレパートリーが無くなってしまいそうだから、ノートにでも書き出しておこうかしら。


そう思いながらロナウドの乗った馬車を見送っていたら、馬車が止まり中からロナウドが降りてきた。


………何!?