月夜の太陽

部屋に入ってきたロナウドは驚いていた。


お母様はまだしも、アマンダさんまでいるとは思わないわよね。



「いらっしゃい、どうぞお掛けになって下さい」

『えぇ、ありがとうございます』



お母様が気を利かせてアマンダさんの隣に移動した為、ロナウドは必然的に私の隣に座る事になる。



「3人でお茶をしていたから、せっかくだからロナウドも一緒にと思ったんだけど、迷惑だったかしら?」

『いいえ、お誘い頂き光栄です。私の方こそ突然来てしまいましたので申し訳ないです』



お母様に対しての表情や言葉、本当にそう思っているのか疑わしい。


ロナウドの事を何一つ信じられないし、ロナウドも一緒だろうなと思う。



「そんなことない、来て下さって嬉しいわ。今日はどうなさったんですか?」

『近くを通りかかったものですから、ルナに会いたくなってしまったんです』



私もロナウドも誰かがいた方が、自然な恋人同士を演じられるような気がする。