ほぼ毎日街に行っていたから、お城にいると暇に感じてしょうがない。
街に行くまではずっとお城で過ごしていたが、不思議と何をして過ごしていたのかいまいち思い出せない。
思い出すような事をしていなかったということなんだろうけど。
街に出るようになって分かったことがある。
それはいかに私が世間知らずで、自分ひとりでは何も出来ない情けない者だったかということだ。
今でも出来ないことはたくさんあるに違いない。
「……リオ」
『やぁ』
「どこかにお出かけ?」
『そんなところ』
「そう…行ってらっしゃい」
廊下を歩いているとリオとばったり会い、声を掛けるが返事はそっけない。
今までは聞いてもいないのに詳しく何をするのか話してくれていた。
でも、ぎくしゃくするようになってからは曖昧な返事しかしてくれなくなった。
それだけリオを傷つけてしまったんだろうなと思う。
街に行くまではずっとお城で過ごしていたが、不思議と何をして過ごしていたのかいまいち思い出せない。
思い出すような事をしていなかったということなんだろうけど。
街に出るようになって分かったことがある。
それはいかに私が世間知らずで、自分ひとりでは何も出来ない情けない者だったかということだ。
今でも出来ないことはたくさんあるに違いない。
「……リオ」
『やぁ』
「どこかにお出かけ?」
『そんなところ』
「そう…行ってらっしゃい」
廊下を歩いているとリオとばったり会い、声を掛けるが返事はそっけない。
今までは聞いてもいないのに詳しく何をするのか話してくれていた。
でも、ぎくしゃくするようになってからは曖昧な返事しかしてくれなくなった。
それだけリオを傷つけてしまったんだろうなと思う。