鋭い胸の痛みに苦しみながら何とか立った。


「あっ、千歳君のお昼ゴハン…。どうしよう。千歳君…きっと困ってただろうな。」


フラフラする体で倉庫を出た。


教室があるのは3階の隅。


今の私にとって階段は命取りになる物の一つ。


ゆっくり、苦しくならない位のスピードで階段をのぼった。