---パァーーン-----


右の頬に衝撃がはしった。


「アンタ、調子のってんじゃねぇよ。千歳と別れろ」


私はビックリしすぎて声も出なかった。


でも…。


「イヤです。千歳君とは絶対に別れません。」と言った


言いながら体が震えていた事に気がついた。


「はぁ?アンタが千歳につりあう訳ないでしょ?」


「つりあおうが釣り合わないだろうが、私は千歳君が好きなの。
千歳君を好きな気持ちは誰にも負けない。」