「ちょ、ちょっと来て!」

私は荒井 優の腕を掴んで
いつも人気のない
第1実験室に連れ込んだ


「何?
こんなところに
連れてきて…」

「言わ…い…で」

「パードゥン?」

「だから、
昨日のこと言わないで」


言った!言えたぞ!
後は立ち去るのみ!


「待て」

ガシッと腕を掴まれ
パニック

「何?何?何?
オタクで何が悪い!?
私はオタクよ!
何も悪くない!
なのに…何で…」