「寝るときに邪魔だから…。」 「え。」 びっくりして、弾かれたように咲月くんを見る。 てっきり寝てるもんだと… っていうか、咲月くんの声、久しぶりに聞いたなぁ… 心地いい。 そんなことを思っていると、 寝癖のついた柔らかそうな髪を気にせず のそっと身体を起こした咲月くんは、 また… ふにゃっと、 可愛らしく微笑んで… 「おはよう、遠藤さん…。」