この日は、何だか調子が狂っていった。 芝宮さんに触れられるだけで、ドキドキした。 ま、気のせいかな? 必死で、自分を納得させていった。 でも―‥ 彼の姿が気になる。 背中姿や仕事姿。 彼に追いつきたくなった。 もっと、芝宮さんのこと知りたい―‥ そう思った。