『な、いいだろ?』
真の二回目の問いかけに
大介は反応した。
『いいよ〜♪』
その言葉とはうらはらに、答える声は低く
あまり乗り気じゃないように感じた。
真と先生が並んで
俺らの前を歩きながら話をしている。
俺と大介は後ろを歩く。
「──…大介、センセとなんかあった?」
小声で聞く。
「えっ?あ……。
…久々に集中して勉強したから疲れちゃってさ♪
頭回ってなかった〜♪」
いつもの調子で答えるが
その大介の笑顔が嘘臭くて
気持ちが悪かった。
俺たちは
本屋の近くにあったファミレスに入った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…