群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

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……どうして、何も言わずに出ていったんだ?




そればかり


頭の中にグルグル回る。




…俺はリビングに戻り




そこにあるソファーに突っ伏した…。




部屋は何事もなかったかのように整えられている。



ソファーの下には


彼女の体に巻かれていた、ソファーのカバーが



きちんと畳まれて置いてあった。




それを手に取り、顔を近付ける…。




彼女の匂いだ。



俺は胸を締め付けられた…。





どうして…





ふとテーブルに目をやると


…何かある。




すぐ起き上がりすぐに


"それ"を手にした。




……そこには、