群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

彼女の身体中に


唇を落とす。




吸い付くような彼女の肌は

一度離しても


また口づけをしたくなる。





…離したくない。





骨張っている俺の指が



彼女の頬に触れる。



頬から唇へと


指でなぞってから





涙をそっと拭う。




…それから




彼女が俺の腕の中で果てた後





俺も、彼女の中で果てた。



汗ばんだ熱い体に

ひんやりした床がとても心地いい。




───静かな部屋に、二人の荒い息遣いだけが反響していた。



…まるで


世界に俺たち二人しか存在していないかのような



錯覚をさせるように。