群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

…実は、俺はキスをしたことがなかった。


キスをすると


俺の中の


奥の奥を他人に暴かれそうで


絶対しなかったし


させなかった。




…けど


彼女には俺の唇から


俺の思いを感じてほしかった。



君といると熱くなる。



心も。


体も。



熱をおびてる俺の唇から


全てを感じてほしい。





不意をつかれた彼女は
目を見開いて驚いていたが


…再び目を閉じ、俺に答えてくれた。



…彼女に、俺の思いが伝わったと思った。




「…愛してる」何度も囁いた。




何度も何度も唇を重ねた。


ついばむようなキスから始まり



それから…




深いキス。



舌を絡め合いながら


俺は彼女の体温を感じる。



夢中で彼女に絡まると


口元から漏れる甘い吐息が




俺の


理性を飛ばしていった。