群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

言葉では言い表せない

俺のこの気持ちは




どうすれば彼女にわかってもらえるだろう…



そんな俺を見ていた彼女は



「──…ねぇ?」


先に口を開く。



まだ赤らめた顔で




「……キス…していい?」



俺は耳を疑った。



──……キス?




キス キス キス キス…




「………ホッペに。」




うん、ホッペに…




「……へっ?ホッペ??」


頬か…。



「うん、いいよ。」



ふっと笑って


俺は彼女の身長に合わせ



かがんで目をつぶる。





彼女の熱が


だんだん近付くなる…。




彼女の吐息を頬に感じた


その瞬間


俺は目を開け、彼女の唇に


唇を重ねた。



彼女の唇は


俺が想像していた以上に



なめらかで


弾力があり





…とても柔らかかった。