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……どうしたんだろう。




時計の針は


すでに15時をさしている。




彼女の姿はなかった。




俺の隣には、飲み干した空き缶が並んでいた。




この前、今日会う約束をした。



彼女は少し戸惑ったようにも見えたが確かに頷いた。



何かあったのか?



…病気?


…事故?!



それとも…




…俺に会いたくなくなった、とか。



考えれば考えるほど


悪いことばかりが頭をよぎった。




…俺が最低なヤツだって大介から聞いたとか?



─親友のことまで悪く言う自分がいる。



…ホント俺、サイテーなヤツだ。



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………17時。



…俺はゆっくり立ち上がった。