俺の嫌いな 
いや、俺を嫌っている


『神様』は




くだらない生き方をしている俺を哀れに思ったのか



運命の女性〈ヒト〉に引き逢わせてくれた…。






…… 試練も一緒に。





俺を夢中にさせる
その笑顔。
優しい声。
まっすぐな瞳。




初恋だった。

すべてが愛しかった。



そんな俺の初恋の少女は

俺の前から突然消え




大人の女<ヒト>になって
俺の前に現れた。





…左手の薬指に光るやつをつけて。