群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

「父さん…」


頭がまだ、ぼんやりしている。




(なんで俺ここにいるの…?

試合は?!)



何から聞けばいいのか…。


そんな俺の様子を見ていた父は、



「…いつから痛みはあったんだ?」

淡々とした口調で質問してくる。


俺は渋々答える。


──すべて話をした後、父は



「そのままでは、日常生活にも支障をきたすから手術だ。



わかったな。」



───……『日常生活に支障』って…



じゃあ…野球は?




父は、俺の目を真っ直ぐ見る。




そして一言、



「…諦めなさい。」



…少しうるんだ、父の目がすべてを物語る。



───俺、…俺……。



母さんも失って



野球も失って───……




「──俺に、『努力は人を裏切らない』って言ってたよな?


あれは嘘か?俺、いっぱい努力したよ?!

……なぁ?


────…っ…黙ってないで答えろよ!!」



俺は絞り出すように声をあげた。



…それはただ虚しく、



部屋中に響いた。