群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

葬式をしても、


俺は大好きだった母の死を受け入れられずにいた。




そして、

──葬儀中に親戚同士の会話が聞こえてしまったのだ。



「──子どもなんて産める体じゃなかったのにね…」


「だから止めておけっていったのに…」



「子どもを置いて、先に逝っちゃうなんて、駄目な母親ね…」




…俺のせい?


俺が産まれたせいで母さんは死んだ?


…俺がいなければ母さんは死なずに済んだ…。



それに、母さんは駄目な親なんかじゃない!



俺が…俺がすべて悪いんだ…。



あぁ…

だからか。父は俺を恨んでる。


愛する妻を奪ったから。



だから、家に余り帰ってこないんだ。


話しもしないんだ…。


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そのことを振り切るかのように、


俺は夢中でボールを投げた。


只々、何かに取り憑かれたように…。



野球をしているときだけは、頭が空っぽになって、


何もかもを忘れることができたんだ…。