群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

それは、よく母がしてくれたことと同じだった。



落ち込んでるとき、

嬉しいことがあったとき、

何かあると俺の頭を撫でてくれた。



そして


「大丈夫よ。」と微笑んでくれた。


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野球が好きだった母に、

俺の頑張っている姿を見てもらいたくて…


そんな姿を見たら

元気になってくれるだろうと、子どもながら考えた。



俺は一生懸命取り組んだ。


初めてマウンドに立ってプレーした時は、


母は病院のベッドの上で、涙を流して喜んでくれた。


スランプに陥った時は


「大丈夫よ」頭を撫でてくれた。



…それは

俺の落ち着きを取り戻す魔法だったのかもしれない。



…だけど


俺が中学一年の冬、母は息を引き取った。



母の死顔はとても美しかった。


…ただ、眠っているだけなんじゃないか、



そう思いたかった。