群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

小さい声だったけど


優しかった。



「…誰だって、話したくないことあるよ。


心の奥に弱い自分を隠して…。必死にもがいて、生きてるんだと思う。


……無理にさらけださなくていいんだよ。


今は心が風邪引いてるんだよ。


時間が立ったら、きっと


くなるから。」





俺の心に

はっきり届いた。



──今まで、自分の弱い部分を見られるのが怖くて、

他人と深い関わりを持たず、表面だけの付き合いをしていた。


『その時だけ楽しめばいい』と思い込むことで、



現実から目を反らしてきたのかもしれない。



『弱くてもいいんだよ』…そう誰かに言ってもらいたかった。



俺は最後の言葉を吐き出した。



「…母さんは……息を引き取ったんだ。」



全部話した後、胸に込み上げてくるものがあり、


彼女から視線を外し、慌てて下を向いた。



…こんな顔、見られたくなかった。







……気が付くと、俺は彼女の腕の中にいた。俺を抱き締めながら、


「大丈夫だよ…」



そう言って…



そっと…頭を撫でてくれた。