「いつまでたってもハルが帰ってこないって、吉田さん、心配して俺んとこに電話くれたんだよ。


すっっごい心配してたから、
《ゲームで盛り上がっちゃって。もう遅いからこのまま今日は泊まらせます》って言って、それからハルを探しに出たんだよ」



…吉田さんとは、長年うちに来てくれてるお手伝いさんで、優しいおばさんだ。


七時までなのに。

時間外なのに遅くまで待っていてくれたのだろう…。


帰ったらさすがに謝らないと…なんて考えてたら…



──…そうだ!!



「…なぁ、大介」