群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

「あの、これ…ありがとうございます」


服をツンツン引っ張ってお礼を言った。


「…あーそれね、みおちゃんがお風呂入ってる時、瀬南が持ってきたの。『お前のじゃ、ちいせーだろっ』てね。」

瀬南の口真似をして眞子さんは明るくしてたけど、


さっきの顔が気になって…


「あ、あのっ……瀬南くんは私のこと…なんて言って眞子さんにお願いしたんですか…?」


思いきって聞いてみた。


…眞子さんはちょっと眉を下げたけど、


「"ワケアリの問題児"って言ってたよ〜」


笑顔で答える。


瀬南くん……ワケアリの問題児って…。


絶対私のこと、変な子だって思ってるよ!


それに、さっきの顔…


「……そんな怪しい人、泊めても平気なんですか?」


怪しい人って私のことなんだけど…



目を丸くしてた眞子さんが

「みおちゃん、自分で怪しい人って言っちゃってるよ〜♪
大丈夫!みおちゃんに会ったら、いい子だってわかったし、それに…」



「…瀬南のすること、全部信じてるから。」

そう言って微笑む。



──それで確信したんだ、私。


眞子さんは瀬南くんのこと、すごく好きなんだな、って。

じゃないと、『信じてる』なんて言えないよね…。




──しばしの沈黙の後、

「はい!これでこの話は終〜わりっ!早く寝よ〜」


手を叩いて隣の部屋に移動する眞子さん。


ベッドの下に布団を敷いてくれて、私は横になる。


「はい、これね♪」


眞子さんが冷たいタオルを持ってきてくれて、私はまた瞼にのせた。


「明日まで引いてるといいね。おやすみ…」


眞子さんも電気を消して、ベッドに入った。


──布団には入ったけど、今日は色々なことがあって、気持ちが高ぶってるせいなのか寝つけなくて……それからしばらく起きてた。


一時間くらい経ったとき
「──…みおちゃん、寝ちゃった…?」


もう眠ったと思ってた眞子さんが、私に話しかけてきた。