群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

「義姉さん、待った?………おいおい…」


私の顔を見た瀬南くんは飽きれ顔…。


「あれほど泣くなって言ったのに…。鏡で見てみろ。…ブスだぞ」

運転席から降りてきて、ティッシュで私の顔を拭いてくれる。



「…グズッ…ゼガグ……」
瀬南くんって言いたかったのに言葉にならなくて…



「何しゃべってんのかわかんないから。はい、乗った乗った!」


私の背中を押して、助手席へ押し込んだ。



「イダイヨ…」


「だ─か─ら─、何言ってんのかわかんないから喋らない!」


瀬南くんの言葉に、私は下を向いて、鼻をすすりながらずっと黙ってた。



しばらく走って



「──…会いたいヤツには会えたの?」


前を見たまま、瀬南くんが聞いてきた。



「……うん。会えた…。ホントに…ありがとう…。」


少しずつ落ち着いてきた。自分のハンカチを出し、涙を拭う。



「こすんな。目ぇ、赤くなる。」



チラッと私の顔を見て


「…その顔じゃ、アイツんとこ返せねーな…」



ボソッと言うと、路肩に車を停め、携帯を出して誰がに電話をかけて…何か話してたみたいだけど、すぐに切った。


再び、車を走らせたけど、帰るはずのマンションを通り越し、まだ車は走ってて…


「…瀬南くん……マンション過ぎちゃったよ…?」


言っても無視されて…。



どこに連れていかれるかわからなくて…不安がよぎった。


まさか…変なとこに連れていかれるんじゃ…?!



「…ねぇ、…瀬南くん…」

恐る恐る…瀬南くんを見る。



「着いたぞ。」


瀬南くんはシートベルトを外して、ドアを開ける。

不安そうな顔をしていた私を見て、



「言っとくけど、オレはアイツとは違うぞ。

…それに、オレの理想はボン、キュッ、ボン、だ。」

こんな感じ〜、瀬南くんは手でシルエットを描く。



へっ?……


「…わ、悪かったわね!」

どーせスタイルよくないよっ!


「おっ元気でたか〜?」

瀬南くんは大きく口を開いて笑った…。