群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

俺は家に向かった。時計を見ると 10時半。




歩いて帰って11時過ぎか…


秋の夜風は

俺のほてった体を
何も無かったように冷静にさせる。



ひんやりした空気が

心地いい。



はあっと、息を吐くと真っ白い。




(…もう冬だな…)



そんなことを考えながら帰り道を歩いていた。



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……… あと10分くらいか。




家まであと少しというところで、ふと足を止めた。