群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

──…どうして、好きな人とするキスはこんなに気持ちいいんだろう…。



先生には、触られるだけで鳥肌が立つのに、ハルくんに触れられると──…電流が流れるみたいにビリッとする。



嫌じゃない、痛み。


…この間とは違い、ゆっくりゆっくり…私とハルくんの唇は何度も重なって、体の芯から熱くなる。



まだまだ寒い夜なのに、心も体も熱くて…こんな経験、初めてだった。



ついばむようなキス──


深いキス……─



自然と舌が絡まって…ハルくんの体温を感じる。



ハルくんの体も熱くて…、目を閉じて、ハルくんの温度を感じてた。



口元から漏れる吐息が、私たちの理性を飛ばしていく──…。



愛してる…。


愛してるよ……ハルくん。



……どうやってハルくん家に入ったのか覚えていなくて、暗い部屋へとなだれ込み、


……もっとハルくんの体温を感じるには、さえぎる服が邪魔で……お互いの服を脱ぎ捨てた。



……ハルくんに見られてるだけで、沸騰しそうなくらい恥ずかしくて、顔を横に向けるけど、「こっち見て…」甘い声で、ハルくんに言われて…彼を見る。




男の人と、こういうことをするの初めてで、どうしていいのかわからなかったけど……ハルくんに合わせて、私もハルくんを感じていった……。



ハルくんの唇がくすぐったくて、私は体を動かすと、彼はまた、キスをする。


ずっとずっと…
離れたくないよ…。




涙が滲んできた。





彼の指が私の涙を拭いてくれて




目が合う。



…ハルくんっ──…



私──…、この瞬間の、

この気持ち


ずっと、ずっと…



忘れないから……。