群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

──…ずっと側に居たい。


一人にさせたくないよ…。


これは私のエゴかもしれないけど、…彼から離れたくなかった。



離したら…もう二度と側にはいられない、そう感じたから。



ホントに好き…。

大好き。






…泣いてる彼に

キスした。



ちょっと触れるか触れないかのキス…。


私のファーストキス。



ハルくんもびっくりしたみたいで、顔を上げた。



そうだよね。

自分でも、びっくりする行動をとっちゃったって思うよ……



あ…泣きやんだ。




「──…ごめっ」


ハルくんが慌てて謝る。


どうして謝るの…?



「謝るのは私の方だよ。…私から手、出しちゃった」


改めて口にすると…冷静になって恥ずかしくなった!


今頃、顔が、赤くなってきたよ〜!ヒャ〜!!なんてことしたんだ?私!!



きっと今、ゆでダコ状態…



「おーちゃん…」



私を見ていたハルくんが口を開いた。






「…おーちゃん。


…次の日曜日、また会えないかな…?」




予想外の言葉に目を見開く。



「…俺…付き合ってる女はいないけど、関係を持ってる女はいて…。さっき会った香織もその一人…──」


「…だから一週間待って。ケジメ、つけるから。

…そしたら、俺の話、聞いてください…。」




私、瞬きをするのを忘れてた。



──…神様は意地悪だ。



どうして、もっと早く、出会わせてけれなかったの?


彼の一言一言が、こんなにも彼に夢中にさせる。



また会っていい?




…ダメ?



会ったら、今日よりもっと好きになる。




ダメってわかっていたのに

断れなかった。


私はゆっくり頷いてた。