群青色の恋     〜私たちの恋愛模様〜

「おっはよぉ〜おーちゃん!」



大ちゃんの家に向かうと、家の前で大ちゃんが待っててくれて手を振ってた。



「…おはよ」


久しぶりに会う大ちゃんに、ちょっと照れてしまう。

大ちゃんは昔の面影を残したままだった。


猫背で、くるっとしたくせっ毛。ひょろっと背は伸びてたけど、…相変わらず可愛い。



「おーちゃん、変わってないね〜。

けど、……昔より、痩せたかな?」




… 大ちゃんてば鋭い。




三崎先生と関わってから、
ストレスなのか何なのか、食べることが大好きだった私が食べ物が喉を通らなくて、

体重も体力も落ちてしまった。



「んーー…でも、ここの肉は健在だ。」



……ぷに。


私のほっぺをツマむ。



「大ちゃん!!」



大ちゃんの手を払いのけて、頬をさすった。




「……よかった!いつものおーちゃんだ♪」



にっこり笑う大ちゃん。



──…私が電話でおかしかったからだ。


心配してくれてたんだ。



…そんな些細なことがホントに嬉しかった。




「さっ、待ち合わせ場所に行こう!ハル、待たせるとご機嫌ナナメ子チャンになるからさ〜」


ニヤッと笑い、歩き出す。


私も、その後ろを歩いた。


「…そう言えば、どこで待ち合わせしてるの?」


すると、大ちゃんは足を止めて、くるっと振り向き、


「近くの公園。ハルんちに行ってもよかったんだけど、それじゃ、デートっぼくないでしょ〜」


そう言ってウインクする。


…私のこと、考えてくれたんだ。大ちゃん…… ありがと…。



──大ちゃんの家からすぐのところに、大きな公園があった。その中にある、時計台の下に連れていかれた。


「もう約束の時間だから、来るよ。ああ見えて時間に結構ウルサイ奴なんだよね〜」


腕時計を見ながら大ちゃんは苦笑いをしてる。

──…私はキョロキョロ周りを見ていた。


──…あっ!!


遠くからユラユラ揺れる人影…。


ハルくんだ──…。